GitHub(ギットハブ)の料金完全ガイド: Copilot・Actions・Enterpriseの価格と支払い方法

Hoi Yi Leung

GitHubは、ソースコードの管理や共有、開発支援に特化したサービスです。

この記事では、GitHubやGitHub Copilotの料金プラン・支払い方法を中心に解説します。

あわせて、米ドルでの支払い時に手数料を抑えられるWiseデビットカードの活用方法もご紹介します。

目次🔖

GitHub Copilotとは?

GitHub Copilotは、AIがコードの補完や提案をリアルタイムで行ってくれる、開発支援向けの生成AIツールです。¹²

たとえば、コードを書いている途中で「次にどう書けばいいか分からない」と悩んだとき、Copilotが次の一行を提案してくれるため、コーディングの流れを止めずに作業を進められます。

また、普段扱わない言語や初めての技術領域でも、Copilotに質問したり、ヒントをもらったりすることで、スムーズに取り組むことができます。

そのほかにも、セキュリティリスクのあるコードの提案をブロックするフィルター機能や、自然な会話でコードを生成できるチャット機能など、多彩な機能が搭載されています。

開発の効率や生産性を高めたいエンジニアにとって、頼れるパートナーとなるAIツールです。

GitHub Copilot個人プランの料金

GitHub Copilotには、個人利用向けに2つのプランが用意されています:GitHub Copilot FreeGitHub Copilot Proです。³

それぞれの機能と料金は以下の通りです。

プラン特徴料金⁴⁵
GitHub Copilot Free無料で使える基本プラン。機能に一部制限あり無料
GitHub Copilot Pro標準機能を無制限に利用可能。新機能には一部制限あり月額10米ドル / 年額100米ドル(初月無料)

GitHub Copilot法人プランの料金

法人向けには、Copilot BusinessCopilot Enterpriseの2つの有料プランがあります。³

利用中のGitHubプランに応じて、ニーズに合ったCopilotプランを選ぶことができます。

プラン対象特徴料金⁴
Copilot BusinessGitHub Free / Team / Enterprise Cloud を利用中の企業個人向け機能に加え、企業向けのセキュリティ・プライバシー機能を搭載ユーザーあたり月額19米ドル
Copilot EnterpriseGitHub Enterprise Cloud 利用企業Businessプランの機能に加え、追加のAI機能や大規模導入向けの支援機能が利用可能ユーザーあたり月額39米ドル

Copilot Enterprise は、より高度なAI機能や大規模チーム向けの管理機能が必要な企業に適しています。

GitHub Copilotの日本円での支払い・為替について

GitHub Copilotの料金は米ドル建てで設定されており、基本的には米ドルでの支払いとなります。

日本のクレジットカードでの支払いも可能ですが、その際は海外事務手数料(通常2〜3%)が加算される点に注意が必要です。

また、代理店や販売パートナー経由で契約することで日本円での支払いが可能な場合もありますが、その場合でも為替レートや別途手数料が上乗せされることがあります。

💡 コストを抑えたい方には、Wiseデビットカードの活用がおすすめです。Wiseでは、日本円→米ドルの両替手数料がわずか0.61%**に設定されており、リアルタイムの為替レート(ミッドマーケットレート)での支払いが可能です。一般的なクレジットカードに比べて、コスト削減が期待できます。

Copilot Chat / X / Workspaceなど関連機能と料金

GitHub Copilotは、定期的に新機能の追加や改善が行われており、2023年には拡張版であるGitHub Copilot Xも発表されました。⁶⁷⁸以下は、注目すべき追加機能です:

  • Copilot Chat:チャット形式で質問やコードの説明、提案が可能
  • Copilot Workspace:タスクを自動で分解し、効率的に開発を進める支援機能

これらの機能は、Copilot Free / Pro / Business / Enterpriseの各プランに含まれており、追加料金なしで利用可能です。⁹

GitHub全体の料金プラン

GitHubには、個人・チーム・企業の利用目的に応じた3つの主要プランが用意されています。

プラン名月額料金(1ユーザーあたり)主な対象年額換算
GitHub Free無料個人・初心者向け-
GitHub Team$4小規模チーム$48
GitHub Enterprise$21大規模な企業・組織$252

※GitHub Enterpriseにはクラウド版の「Enterprise Cloud」もあり、より大規模・高度な管理に対応しています。¹⁰

各プランの主な機能比較

プランGitHub ActionsGitHub Packages主な機能
Free月2,000分500MBパブリック/プライベートリポジトリの作成が可能。基本的な個人利用向け機能が揃う
Team月3,000分2GBFreeの全機能+コードオーナー、承認フロー、Webサポートなどチーム管理向け機能
Enterprise月5,000分50GBTeamの全機能+監査ログ、SAML認証、エンタープライズ向けのセキュリティと統制

アカウントの種類

GitHubには、利用目的に応じて以下の3種類のアカウントが存在します:¹³¹⁴

  • ユーザーアカウント:個人での基本利用に対応(Free/Pro/Team向け)
  • Organizationアカウント:複数人でプロジェクトを共有・管理するためのアカウント
  • Enterpriseアカウント:企業全体での一括管理や大規模導入に最適なアカウント

コラボレーター機能について

全てのプランで「コラボレーター(共同編集者)」の招待が可能ですが、Freeプランではパブリックリポジトリのみが対象です。Team以上のプランでは、プライベートリポジトリにも柔軟に対応できます。¹¹

GitHubの支払いは米ドル建て。海外手数料に注意

GitHubの料金は、日本にいても米ドル(USD)建てで請求されます。

日本のクレジットカードで支払うことは可能ですが、多くの場合、海外事務手数料(約2〜3%)が上乗せされてしまいます。

そのため、長期的に利用する場合は、こうした見えにくいコストにも注意が必要です。

Wiseデビットカードで手数料を大幅カット

外貨決済のコストを抑えたい方には、Wise(ワイズ)デビットカードの利用がおすすめです。

✅ Wiseのメリット

  • 両替手数料が低水準
    日本円→米ドルの両替手数料はわずか**0.61%。リアルタイムの為替レート(ミッドマーケットレート)が適用されます。
  • 40通貨以上を1アカウントで管理
    有利なタイミングであらかじめ両替しておくことで、支払いをさらにお得に。
  • 現地口座情報も取得可能
    米国のACH口座情報などを持てるため、ドル建ての受け取りもスムーズです。
  • 維持費・月額無料
    個人法人どちらのアカウントも維持費ゼロで使えます。
  • 海外送金もお得
    実際の為替レート+低手数料での送金が可能です。

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GitHub Actions・Codespacesの料金

GitHubでは、開発を効率化するための便利なツールとして「GitHub Actions」と「GitHub Codespaces」が提供されています。これらは基本的な利用枠が無料で提供されており、超過すると料金が発生します。

GitHub Actionsとは?無料枠

GitHub Actionsは、CI/CDや自動テストなどの開発フローを自動化できるツールです。

プランごとの無料枠は以下のとおりです:¹⁶

プラン月あたりのストレージ月あたりの実行時間
GitHub Free(個人)500MB2,000分
GitHub Pro1GB3,000分
GitHub Free for organizations500MB2,000分
GitHub Team2GB3,000分
GitHub Enterprise Cloud50GB50,000分

GitHub Codespacesの料金(仮想開発環境)

GitHub Codespacesはクラウド上で使える仮想開発環境です¹⁷。

個人アカウント(GitHub Free/Pro)では、月あたりの使用時間とストレージが無料枠として含まれています。

一方、GitHub Team/Enterpriseには含まれていないため、別途料金がかかります¹⁸。

料金プラン/アカウント月あたりのストレージ月間コア時間
GitHub Free15 GB120時間
GitHub Pro20 GB180時間

その他のGitHub有料機能

GitHubの料金無料版と有料版の主な機能を比較します。¹¹ ¹⁹

機能無料プラン(Free)有料プラン(Team / Enterprise)
GitHub Pages / Wikiパブリックリポジトリのみ利用可パブリック・プライベート両方で利用可
GitHub Packages / LFS500MBまで(パブリックは無料)Team:2GB、Enterprise:50GB(パブリックは無料)
GitHub Code Scanningパブリックリポジトリのみ対応Team:パブリックのみ、Enterprise:GitHub Advanced Securityが利用可能

なお、GitHubの機能や使用、料金などは定期的に見直し・追加される可能性がありますので、利用時は最新の情報を確認しておきましょう。

GitHub Copilotは学生は無料?

学生や認定教育機関の教員は、GitHub Copilotを無料で利用できます(日本でいう学割のようなものです²⁰)。
ただし、対象は以下の条件を満たす場合に限られます。

  • GitHubの個人アカウントを持っている
  • 13歳以上
  • 学位取得が可能な学校(中学・高校・大学・ホームスクールなど)に在籍
  • 在学証明書や学生証、または学校発行のメールアドレスを所持

条件を満たしたうえで、申請と必要書類の提出が必要です。

GitHub Student Developer Packの内容

GitHub Student Developer Packは、学生向けの特典付きプランです。

有料サービスを無料で使えるほか、コーディング学習、ドメイン管理、情報管理など、学生に役立つ特典が含まれています²¹。

よくある質問(FAQ)

GitHubやGitHub Copilotのプラン、料金に関するよくある質問をまとめました。

Q. GitHub Copilotはどこまで無料で使える?

無料プランでも基本機能は使えますが、制限があります。⁴

  • チャット:月50件
  • コード補完:月2,000件
  • コーディング支援・デバッグなど

制限が不便な場合は、有料のCopilot Pro/Business/Enterpriseがおすすめです。

Q. GitHubの料金はどう確認すればいい?

アカウントの「設定」→「請求とプラン」で確認できます。²²個人用とOrganizationで手順が異なるので注意してください。

Q. 法人利用で無料枠はある?

GitHub Enterpriseには無料トライアルがあります。¹¹ ²³CloudとServerから選べるので、導入前の検討におすすめです。

Q. GitHubは日本円での支払いはできる?

基本は米ドル払いです¹¹。

クレカ、デビットカード、PayPal、請求書払い(Enterpriseのみ)に対応し、外貨決済がお得なWiseデビットカードも利用可能。

なお、Enterpriseプランに限り、日本円での支払いに応じてもらえる可能性があります。希望する場合は営業所に相談してみましょう。

wise-business-card

まとめ

GitHubやGitHub Copilotは、業務の効率化に役立つ便利なツールです。

ただし、これらのサービスは基本的に米ドル建てでの支払いとなっており、クレジットカードなどの支払い方法によっては海外事務手数料などのコストが発生することもあります。

GitHubに限らず、海外の便利なサービスの多くが外貨での決済となっているため、コストを抑えるには外貨用の支払い手段を用意しておくことが大切です。

その点でおすすめなのが、Wiseデビットカードです。

Wiseなら為替手数料が安く、リアルタイムレートでの決済ができるため、余計な手数料を抑えつつ支払いができます。

GitHubやCopilotで業務を効率化しながら、支払いコストも賢く削減していきましょう。

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ソース
  1. GitHub
  2. GitHub Copilot とは何ですか?
  3. Subscription plans for GitHub Copilot
  4. GitHub Copilot · Your AI pair programmer
  5. GitHub Copilot の課金について
  6. GitHub Copilot Chat ベータ版がすべての組織で利用可能に
  7. GitHub Copilot X:AIを搭載した開発者体験
  8. GitHub Copilot features
  9. GitHub Copilot のサブスクリプション プラン
  10. GitHub Enterprise Cloud について
  11. プランご紹介
  12. About per-user pricing - GitHub Docs
  13. GitHub アカウントの種類
  14. Enterprise アカウントについて - GitHub Enterprise Cloud Docs
  15. Understanding GitHub Actions
  16. About billing for GitHub Actions
  17. Deep dive into GitHub Codespaces
  18. About billing for GitHub Codespaces
  19. GitHub Spark
  20. Apply to GitHub Education as a student
  21. GitHub Student Developer Pack - Education
  22. Viewing your subscriptions and billing date - GitHub Docs
  23. Pick your trial plan

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