Zendeskの料金体系は?プラン選びのポイントや注意点を解説!Intercomなど他のツールとの比較も

Hikaru Osaka

Zendeskを導入することで、顧客対応の業務効率を大きく改善できます。しかし、多くのプランがあることから、「どれが自社に適しているのか分からない…」と感じている担当者も多いはず。実際、Zendeskに関して以下のような悩みを抱えていませんか?

  • Zendeskの利用料金はいくら?
  • 自社に合ったプランはどう選ぶ?
  • 支払い通貨や初期費用は?

そこで本記事では、Zendeskのプランや料金体系を解説しつつ、最適な選び方も合わせてご紹介します。企業規模に関わらず、コストを最小限に抑えてZendeskを賢く導入したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次🔖

Zendeskとは

Zendeskとは、企業が効率よく顧客対応を行うためのサービスです。カスタマーサポートや従業員向けヘルプデスク業務を簡単に管理できる機能が揃っています。特にメールやチャット、電話など、さまざまな問い合わせチャネルを一括で管理できます。1

Zendeskの料金体系:プランの金額と特徴

Zendeskの料金体系は、主に「カスタマーサービス向け」と「従業員向け」の2種類のSuiteプランに分かれています。

  • カスタマーサービス向け:外部顧客へのサポート提供に特化したプラン
  • 従業員向け:社内従業員サポートに特化して設計されたプラン

「Zendesk Talk」や「Zendesk Chat」といった人気のチャネル対応機能は、すべてのSuiteプランに標準搭載されています。ビジネスの成長に合わせた拡張性を備えているため、導入後も柔軟に運用し続けることが可能です。

カスタマーサービスSuiteプラン料金

カスタマーサービスSuiteプラン料金は、以下の通り。2

Support TeamSuite TeamSuite ProfessionalSuite Enterprise
月額料金

(年払い)

19ドル55ドル115ドル要問い合わせ
主な機能合理的なメールサポートで業務を効率化マルチチャネル対応+AIによる自動化データとカスタマイズ機能で運用を最適化変更管理ツール+セキュアな運用管理

従業員向けサービスSuiteプラン料金

従業員向けサービスSuiteプラン料金は、以下をご参照ください。3

Suite TeamSuite GrowthSuite ProfessionalSuite Enterprise
月額料金

(年払い)

55ドル89ドル115ドル169ドル
主な機能一般的な質問対応に最適なセルフサービス機能コラボレーション機能と自動化ツールを強化高度なデータ分析とAIによる対応強化リアルタイム分析とAI活用のコンテンツサポート

Zendeskのアドオン価格

Zendeskでは、標準プランに加えて機能を強化できる「アドオン」が複数用意されています。カスタマーサービス業務をさらに効率化したい企業は、これらのアドオンを活用することで、より柔軟で高度な運用が可能になります。アドオン機能もカスタマーサービス向けと従業員向けで2つに分かれています。

Zendeskのアドオン:カスタマーサービス向け

カスタマーサービス用のZendeskのアドオン機能は、以下のものが用意されています。

CopilotZendesk WFMZendesk QAZendesk WEMバンドル高度なデータプライバシーとデータ保護
月額料金(年払い/1エージェント)50ドル25ドル35ドル50ドル50ドル
主な機能AI問い合わせ解析

Copilot

ナレッジベース提案

AIによる人員予測

スケジュール作成

モニタリング

会話評価

コーチング

AIフィルター

パフォーマンス追跡

QAとWFMのバンドル

効率的な運用支援

暗号化、マスキング

墨消し

アクセスログ管理

対応プランProfessional以上全プラン全プラン全プランSuite Enterpriseのみ(アドオン)

Zendeskのアドオン:従業員向け

従業員用のZendeskのアドオン機能については、以下をご参照ください。

Advanced AI高度なデータプライバシーとデータ保護Zendesk QA(旧Klaus)ワークフォース マネジメントワークフォース エンゲージメント バンドル
月額料金(年払い/1エージェント)50ドル50ドル35ドル25ドル50ドル
主な機能Copilot

AIライティング

ナレッジベース拡張

暗号化

データマスキング

アクセスログ

墨消し

担当者の自動評価

音声通話QA

コーチング

AIインサイト

AIによる人員予測

スケジュール作成

モニタリング

WFMとQAを統合

チーム全体の品質向上を支援

対応プランProfessional以上Suite Enterpriseのみ(アドオン)全プラン全プラン全プラン

Zendesk料金プランの選び方

Zendeskのプランを選ぶ際は、自社の規模やサポート体制に合わせて比較検討することが重要です。特に「現在の課題を解決できるか」と「将来的な拡張性があるか」などに注目する必要があります。

中小企業向け:コストを抑えつつ基本機能を活用

導入初期の中小企業やスタートアップには、「Suite Team」プランが適しています。メールやチャット、音声通話などの基本チャネルに対応し、顧客対応の土台をしっかり構築できます。「Zendesk talk」や「Zendesk chat」などの機能も含まれており、個別に追加契約する必要がありません。

業務量が増えてきた場合は「Suite Growth」へのステップアップがおすすめです。自動化やAIボット、レポート機能が使えるため、少人数でも効率的な対応が実現できます。

中堅企業・大企業向け:複雑な業務フローに対応する上位プラン

複数の部署で顧客対応を分担していたり、対応内容の分析や品質管理も重視する企業は「Suite Professional」以上を検討すべきでしょう。SLA管理、高度な分析、マルチブランド対応など、大企業に求められる機能が揃っています。

特に、「Suite Enterprise」レベルの柔軟性が求められます。業務に合わせてカスタマイズできるため、複雑な業務や多拠点対応が求められる企業にとって最適な選択肢です。

社内ヘルプデスク:従業員向けSuite

社内の問い合わせ管理やIT部門のサポートなど、従業員向けサービスにZendeskを活用する場合は、従業員向けSuiteが適しています。基本的なセルフサービスから始めて、必要に応じて「Advanced AI」などのアドオンで拡張する流れが理想です。

Zendeskの料金支払い方法

Zendeskでは、企業が自社の環境に合わせて柔軟に支払い方法を選べるように、複数の通貨と決済手段に対応しています。4

◼️利用可能な支払い通貨

Zendeskでは以下の通貨が利用できます。

  • アメリカドル(USD)
  • ユーロ(EUR)
  • イギリスポンド(GBP)

◼️支払い方法の種類

Zendeskで利用できる支払い方法は以下の通りです。

  • クレジットカード(Visa、Mastercardなど)
  • PayPal(PayPal対応のアカウントのみ)
  • 銀行振込(電信送金)
  • 自動引き落とし(国や契約内容により)
  • 小切手

Zendeskの支払いは、米ドル!日本のカードの海外手数料について理解しておきましょう

Zendeskの支払い通貨は基本的に米ドル(USD)に設定されています。そのため、日本国内で発行されたクレジットカードを使用してZendeskを契約する場合、海外事務手数料や為替手数料などの追加コストが自動的に発生します。

一般的なクレジットカードでは、海外事務手数料が2〜3%程度かかることが多く、これが毎月の利用料金に上乗せされます。金額が大きくなるにつれて、その負担額も無視できません。

Zendesk支払いのような外貨決済をお得にしたい場合、Wiseの活用がおすすめです。「Wiseデビットカード」で支払うことで、以下のようなメリットを享受できます。

  1. 両替手数料が圧倒的に安い
  2. 透明性の高い為替レートで安心

Wiseでは、日本円から米ドルへの両替に0.61%の手数料しかかかりません。さらに、リアルタイムの為替レート(ミッドマーケットレート)が使われているため、為替による影響を最小限に抑えられます。2〜3%の手数料がかかる通常のクレジットカードよりも、圧倒的にコストを抑えられる仕組みです。

Wiseデビットカードに加えて、Wiseのアカウント活用でさらに利便性が増します。

  1. マルチカレンシー口座で複数の通貨に対応
  2. 主要通貨の現地口座情報を取得可能
  3. 月額料金・維持費は無料
  4. 海外送金も簡単でお得

◼️マルチカレンシー口座で複数の通貨に対応

Wiseの口座を使えば、40通貨以上を1つのアカウントで保有・両替できます。例えば、事前に為替が安いタイミングでドルに両替しておけば、Zendeskの支払いをさらにお得に済ませることが可能です。

◼️主要通貨の現地口座情報を取得可能

アメリカの銀行口座情報(ACH)も取得できるため、海外クライアントからの受け取りや請求にも活用できます。

◼️月額料金・維持費は無料

個人事業主や法人向けのWiseビジネスアカウントも無料で利用可能です。Zendeskだけでなく、他の海外SaaSツールの支払いにも活用できます。

◼️海外送金も簡単でお得

実際の為替レートと格安の手数料で海外送金が可能です。

これらのことから、Zendeskの料金を少しでも節約したいなら、Wiseの利用は非常におすすめです。特に、毎月サブスクリプション費用を外貨で支払っている企業や個人事業主にとっては、手数料を抑えてスマートに決済できる最適な手段といえるでしょう。

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Zendesk・Salesforce Service Cloud・IntercomとHubSpot Service Hubの料金比較

Zendesk・Salesforce Service Cloud・IntercomとHubSpot Service Hubの料金を簡潔に比較すると、以下の表になります。5+6+7

ZendeskSalesforce Service CloudIntercomHubSpot Service Hub
最低価格19ドル(Support Team)3,000円(Starter)29ドル(Essential)10,800円(Professional)
最上位プラン価格169ドル(Suite Enterprise)60,000円(Einstein 1 Service)132ドル(Expert)18,000円(Enterprise)
特徴多機能なカスタマー対応に対応

チャット・通話込み

AI活用やマルチチャネル対応

柔軟なCRM統合が可能

AIボットと自動化中心

スタートアップ向けに人気

マーケティングとの連携が強み

使いやすさが特徴

まとめ

Zendeskは、業種や規模を問わず柔軟に導入できる顧客サポートツールです。カスタマー向け・従業員向けの2つのSuiteプランがあり、目的に応じた最適なプランを選ぶことが重要です。

支払いは米ドル建てのため、日本のクレジットカードでは為替手数料が発生します。この点、料金を抑えて支払いたい方にはWiseの活用がおすすめです。通貨間の両替手数料が安く、海外SaaSの支払いに最適です。コストと機能の両面から賢くZendeskを導入しましょう。

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Zendeskの料金に関するよくある質問

Q1:Zendeskとは何ですか?

A1:Zendeskは、企業が顧客からの問い合わせを一元管理し、メール、チャット、電話、SNSなど複数のチャネルでサポートを提供できるカスタマーサービスプラットフォームです。

Q2:Zendeskの利用料金はいくらですか?

A2:Zendeskの料金はプランによって異なります。例えば、Suite Teamプランはエージェント1人あたり月額$55から、Suite Growthプランは月額$89から、Suite Professionalプランは月額$115からとなっています。詳細は公式サイトをご確認ください。

Q3:Zendeskには無料プランや無料トライアルがありますか?

A3:Zendeskには無料プランはありませんが、14日間の無料トライアルが用意されており、全機能を試すことができます。

Q4:Zendeskでは初期費用が必要ですか?

A4:Zendeskは初期費用が不要で、エージェント1人あたりの月額料金のみで利用を開始できます。

Q5:Zendeskのアプリはありますか?

A5:はい、ZendeskはiOSおよびAndroid向けのモバイルアプリを提供しており、外出先でも顧客対応が可能です。

Q6:ZendeskにはAPIがありますか?

A6:はい、Zendeskは開発者向けにAPIを提供しており、他のシステムとの連携やカスタマイズが可能です。


ソース
  1. Zendeskとは | Zendesk
  2. カスタマーサービスSuiteプラン | Zendesk
  3. 従業員向けサービスSuiteプラン | Zendesk
  4. 支払いの管理 | Zendeskヘルプ
  5. Salesforce Service Cloud 価格 | Salesforce
  6. Get the best AI agent and AI-first customer service platform | Intercom
  7. HubSpot Service Hub 価格 | HubSpot

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