住信SBIネット銀行での海外送金受け取り方法は?Wiseで手数料を節約する方法も

Hikaru Osaka

「住信SBIネット銀行で海外送金を受け取る際の手数料はいくら?着金までの日数は?手続きって面倒?」このような疑問や不安をお持ちではありませんか。

本記事では、住信SBIネット銀行での海外送金受け取り方法を網羅的かつ、分かりやすく解説しています。これを読めば、受け取り手続きの疑問が解消されるだけでなく、手数料(隠れたコスト)を節約する方法まで理解できます。

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住信SBIネット銀行で海外送金を受け取る際の手数料

住信SBIネット銀行で海外送金を受け取る際の手数料には、大きく分けて以下のものが挙げられます。1+2+3

  • 仲介手数料(被仕向送金手数料)
  • 為替手数料(レート)

仲介手数料(被仕向送金手数料)

海外からの送金を受け取る際に、銀行がサービス提供の対価として課す手数料が「仲介手数料」や「被仕向送金手数料」と呼ばれるものです。住信SBIネット銀行の場合、これに該当する手数料として、以下の2種類の手数料が存在します。

  1. 受取手数料
  2. 中継銀行手数料

①受取手数料(住信SBIネット銀行が課す手数料)

住信SBIネット銀行が、送金を受け取るサービスに対して独自に設定している手数料です。これは受取人の負担となり、送られてきた資金から直接差し引かれます。手数料の具体的な金額は、受け取る通貨と金額によって決まっており、以下の表の通りです。

受け取る通貨入金額/1回受取手数料
米ドル(USD)

ユーロ(EUR)

英ポンド(GBP)

豪ドル(AUD)

NZドル(NZD)

カナダドル(CAD)

スイスフラン(CHF)

5万通貨未満25通貨単位
5万通貨以上無料
香港ドル(HKD)

南アフリカランド(ZAR)

50万通貨未満250通貨単位
50万通貨以上無料
日本円(JPY)-一律2,500円

※注意点:上記の「1回あたりの入金額」は、中継銀行などで手数料(リフティングチャージなど)が差し引かれた後の金額を指します。

例えば、送金元が5万米ドルを送ったとしても、途中で手数料が引かれて住信SBIネット銀行での受取額が5万米ドル未満になった場合は、25米ドルの受取手数料がかかります。

②中継銀行手数料・リフティングチャージ(送金経路でかかる可能性のある手数料)

送金元の銀行から住信SBIネット銀行にお金が到着するまでの過程で、経由する銀行(中継銀行)が独自の手数料を差し引くことがあります。これにはリフティングチャージが含まれる場合もあります。

ちなみにこの手数料は、送金経路や各銀行間の契約によって異なるため、事前に正確な金額を知ることは難しいです。

為替手数料(レート)

住信SBIネット銀行で海外からの送金を受け取る際、為替手数料が発生する可能性があります。これは、送金時の中継銀行や住信SBIネット銀行で両替を行う際に適用されます。

住信SBIネット銀行独自の為替手数料が定められており、日本円と両替する際には、実際の為替レートに加えて以下の金額が上乗せされます。

通貨円との取引
米ドル(USD)6銭
ユーロ(EUR)14銭
英ポンド(GBP)24銭
豪ドル(AUD)24銭
NZドル(NZD)24銭
カナダドル(CAD)24銭
スイスフラン(CHF)24銭
香港ドル(HKD)5銭
南アフリカランド(ZAR)19銭

受け取り手数料無料で海外送金を受け取る方法 | Wise

住信SBIネット銀行で海外送金を受け取る際には手数料がかかります。しかしこの点「Wise(ワイズ)」を活用すれば、受け取り手数料を抑え、より多くの通貨で海外送金を受け取れる可能性があります。

【Wiseで海外送金を受け取るメリット】

  1. 実際の為替レートと格安手数料
    Wiseは、為替手数料が上乗せされていない「実際の為替レート(ミッドマーケットレート)」と、格安で透明性の高い手数料体系で海外送金サービスを提供しています。
  2. 主要通貨の無料受け取り(マルチカレンシー口座
    Wiseのマルチカレンシー口座を利用すると、多くの場合「Wise側の手数料無料」で海外送金を受け取れます。これは、Wiseが提供する「現地の銀行口座情報(主要通貨:米ドル、ユーロ、英ポンドなど)」を活用するためです。
  3. 日本円やその他の通貨の受け取り(SWIFT対応)
    上記の主要通貨以外や日本円についても、WiseはSWIFT経由での資金受け取りに対応しています。これにより、日本円を含むより幅広い通貨での受け取りが可能となり、一般的な銀行経由のSWIFT送金と比較して手数料がリーズナブルです。(日本円の場合:611円
  4. 「現地の銀行口座情報」による利便性
    Wiseアカウントでは、海外の主要通貨を受け取るための「現地の銀行口座情報」を取得できます。この情報を送金人に伝えることで、送金人は国際送金ではなく、まるで自国内の送金のように、あなたのWiseアカウントへ簡単かつ手数料を抑えて送金できる場合があります。

つまり、手数料や為替レート、利便性といった点で、Wiseでの海外送金受け取りは送金人と受取人の双方にとってメリットがあるのです。

Wiseで海外送金を受け取る方法

Wiseで海外送金を受け取る方法は、以下の通りです。

  1. Wiseアカウントをオンラインで無料開設する。
  2. アカウント内で受け取りたい通貨の口座情報を有効化(アクティベート)する。
  3. 有効化した口座情報を、海外の送金人に正確に伝える。
    コピー&ペーストで確実に!
  4. 送金人が送金手続きを行い、受け取り完了。

一部の通貨では海外からの送金(SWIFT経由)での受け取りも可能ですが、送金元の銀行や中継銀行で手数料が発生する場合があります。

海外送金される通貨が未対応の場合

送金人が送りたい通貨が、Wiseでの受け取りに対応していない場合でも、Wiseを活用できる可能性があります。Wiseで送金できる通貨であれば、Wise(送金人)からあなたの住信SBIネット銀行の口座へ直接送金してもらうことも可能です。

Wiseからの送金を住信SBIネット銀行で受け取る方法

Wiseからの送金を住信SBIネット銀行で受け取る方法は、以下の手順です。

  1. 送金手続き:送金人はWiseで送金手続きを行い、受取口座としてあなたの住信SBIネット銀行の口座情報を入力する。
  2. 自動両替(Wise):送金元の通貨が、実際の為替レート(ミッドマーケットレート)と格安のWise手数料で日本円へ両替される。
  3. 受け取り:両替された日本円が、あなたの住信SBIネット銀行口座へ振り込まれる。

住信SBIネット銀行で海外送金を受け取る方法

海外からの送金を住信SBIネット銀行でスムーズに受け取るためには、事前の準備と流れの把握が大切です。特に、送金人に正確な情報を伝えることが重要になります。

間違いがあると送金が遅れたり、届かなかったりする原因になるため、コピー&ペーストなどで正確に伝えましょう。

【送金人に伝える情報】4+5+6

銀行名住信SBIネット銀行 \ 英語表記:SBI Sumishin Net Bank, Ltd.
銀行(本店)住所東京都港区六本木三丁目2-1 \ 住友不動産六本木グランドタワー
SWIFTコードNTSSJPJT (またはNTSSJPJTXXX)
支店名口座のある本店・支店の正式名称
支店住所口座のある本店・支店の住所
口座名義銀行に登録している受取人氏名
口座番号支店番号(3桁)- 口座番号(7桁)
受取人住所銀行に登録している受取人住所

必要書類

住信SBIネット銀行で海外からの送金を受け取る際には、基本的にオンラインの手続きで完結します。しかし、状況に応じて追加の書類提出が求められることもあります。

  1. 「資金使途」などの情報(オンライン)
  2. 追加の書類提出(銀行から要請があった場合)

①「資金使途」などの情報(オンライン)

送金資金が住信SBIネット銀行に到着すると、銀行から登録メールアドレスおよびメッセージボックス宛に「外貨送金お受取りに伴うお手続きのお願い」という通知が届きます。

この通知を受け取った後、受取人は住信SBIネット銀行のウェブサイトにログインし、「外貨送金の受取確認一覧」メニューから、送金の目的や資金の具体的な使い道、送金人との関係などを入力して銀行に連絡する必要があります。

②追加の書類提出(銀行から要請があった場合)

  • 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど。
  • **送金の目的や原資(資金の出所)**を証明する書類:請求書、契約書、給与明細、送金元の銀行取引明細など。

これは銀行が送金の金額、内容、送金国、またはマネー・ローンダリング防止といった観点から必要と判断した場合、追加で具体的な書類の提出を求められるものです。

日数

海外送金が実際に口座に入金されるまでの日数は、いくつかのステップがあり、状況によって変動します。大まかな目安は以下の通りです。7

  1. 資金が住信SBIネット銀行に到着するまで:一般的に数日
  2. 受取人によるオンライン手続き:3日以内に受取人が入力
  3. 銀行による確認・口座への入金:3~5営業日以内(※口座への入金は原則として18時以降)

法人の場合

個人の場合と比べ、法人の場合は事業内容や送金の具体的な目的・背景を明らかにするため、より詳細な書類の提出が一般的に求められます。

これには、会社の登記情報や事業概要を確認する基本的な書類に加え、個々の取引(例:物品の輸入代金、業務委託料など)の正当性を示す契約書や請求書といった書類などが該当します。8

詳細は「外貨送金・外貨受取サービス 必要書類」をご確認ください。

【関連ページ】住信SBIネット銀行で海外送金はできる?海外送金の手数料・為替レートを解説!

住信SBIネット銀行の海外送金受け取りに関する問い合わせ先

海外送金の受け取りに関して不明な点がある場合は、以下の方法で問い合わせることができます。9+10

まとめ

この記事では、住信SBIネット銀行で海外からの送金を受け取る際に知っておきたい手数料の種類、送金人に伝えるべき情報、受け取りまでのおおよその日数、そして必要な手続きや書類について解説してきました。特に、受取手数料や中継銀行手数料など、見えにくいコストがある点には注意が必要です。

大切な送金をより手数料を抑え、有利な為替レートで受け取りたいと考えるのであれば、Wiseの活用も検討してみてください。Wiseは、実際の為替レートと透明性の高い格安手数料が特徴で、一部の通貨では海外からの送金を無料で受け取れます。

住信SBIネット銀行と合わせて、ご自身に最適な方法を選んでくださいね!

【関連ページ】住信SBIネット銀行の口座開設方法とは?お得なキャンペーンもご紹介

住信SBIネット銀行の海外送金受け取りに関するよくある質問

Q1:住信SBIネット銀行の海外送金を受け取る口座番号は?

A1:代表口座の円普通預金用支店番号(3桁)と口座番号(7桁)です。外貨専用の番号はなく、詳細はログイン後の「お客さま情報」で確認できます。

Q2:SBIネット銀行で海外送金を受け取るには手数料はかかりますか?

A2:はい、かかります。主要7通貨は5万通貨以上無料(未満は25通貨単位)、香港ドル・南アランドは50万通貨以上無料(未満は250通貨単位)、日本円は一律2,500円の受取手数料が必要です。

Q3:住信SBIネット銀行で海外送金を受け取るには何日かかりますか?

A3:資金が銀行に到着し、受取人の確認手続きが完了後、通常3~5営業日(18時以降)で入金されます。追加確認時はその完了後から同程度の日数がかかります。

Q4:住信SBIネット銀行で海外送金を受け取る方法は?

A4:銀行への資金到着後、メール通知があります。3日以内に「外貨送金の受取確認一覧」で送金の目的等を回答すると、銀行の確認を経て口座に入金されます。

Q5:海外からの送金を受け取るにはSBI銀行ではどのくらいの日数がかかりますか?

A5:銀行への資金到着と受取人による確認手続き完了後、通常3~5営業日(18時以降)で入金されます。追加確認が発生した場合は、その確認完了から3~5営業日後が目安です。


ソース

  1. 機能概要説明書:外貨送金受取サービス | 住信SBIネット銀行
  2. 外貨送金受取サービス(外貨を受取る) | 住信SBIネット銀行
  3. 為替コスト(手数料)・金利 | 住信SBIネット銀行
  4. 送金依頼書記入基本事項・記入例 | 住信SBIネット銀行
  5. 〔外貨送金受取〕 住信SBIネット銀行口座のスイフトコードなどの情報を教えてください。 | 住信SBIネット銀行
  6. 会社概要 | 住信SBIネット銀行
  7. 〔外貨送金受取(個人)〕 他行から外貨送金(海外送金)をした場合、自分の口座へ入金されるには、どれくらいかかりますか? | 住信SBIネット銀行
  8. 外貨送金・外貨受取サービス 必要書類 | 住信SBIネット銀行
  9. お問合せフォーム(入力) | 住信SBIネット銀行
  10. お客さまサポート | 住信SBIネット銀行

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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